こんにちは、ゆかママです。先日『胎児ドック』というものを受けてきました。この記事では胎児ドックの大まかな内容や金額をお伝えします。
皆さんも、高齢出産だと少し不安になりませんか?ネットで調べれば高齢出産のリスクばかり出てきますよね。

なんだか余計に不安を煽られている感じもしなくは無い…けど
エビデンスに基づいた内容となると、やはりリスクを強調するしかないのでしょうか。調べれば調べるほど不安が募る妊婦さんも多いのでは…?
高齢出産のリスクは主にこんな感じです。
- 流産
- ダウン症
- 染色体異常
- 早産
- 障害
などなど、もちろん他にも沢山ありますが、私達が気になったのは『ダウン症』でした。例に漏れず私達夫婦も、妊娠初期に高齢出産のリスクを不安に感じ、その不安を解消するべく、妊娠初期の段階で胎児ドックを受ける決意をしました。
高齢出産のリスク『ダウン症』を出生前診断の胎児ドックで判断することが、これからの育児に対しての一つの安心材料になるかな〜と思います。ここではどんな事をやったのか、体験してきた事、検査内容などをお伝えしますね。
胎児ドックってどんな検査?

胎児ドックとは通常の妊婦健診ではわからないレベルで、細かく胎児をチェックしていく検査です。
チェック内容はこんな感じでした
- 脳が2つ出来てるか(右脳と左脳)
- 横隔膜の下に適切な位置に内蔵が出来ているか
- 両手脚が正常に育っているか
- 心拍は順調か
- 動脈と静脈が流れているか
- 心臓が四つの部屋に分かれて出来ているか
- 首のむくみは無いか
- 鼻の骨が成長しているか
- などなど…
たった5センチほどの胎児を、主にお腹の上から、次に子宮口内から2箇所から診察していきます。すごく細かくチェックするのにビックリ!こんな事もわかるの!?と、驚きの連続でした!

今の技術は凄いですね〜
胎児ドックを受けたタイミングや目安は?

私達は12週目に受けました!
診断してくれる専門機関を探して、ネットからメールします。返信の電話があり、指定されたのが妊娠11週〜13週の間くらいでの来院でした。9週目に、不妊治療で通っていた病院を卒院して、そこで紹介状も書いてもらいました。
紹介状は2通→1つは産院(出産したい病院)もう1つは出生前診断の病院です。(出生前診断の病院は紹介状が無いと+5,500円の費用が発生するとネットに書いてありました)
胎児ドックの受診の流れは?
私たちの場合当日の流れはこんな感じ
受付
朝10時半から受付してもらい、アンケートや診断書などのカルテ記入をしました。その後、すぐにトイレを済ませておくように言われてお手洗いへ。別の部屋に呼ばれて専用の衣服にお着替えしました。
一度目の検査
個室の部屋に入って1度目の検査を受けました。12週目のこのタイミングで初めて!お腹の上からのエコー!いつもは股からのエコーだったのでちょっと驚きました。しかも凄く鮮明に見える!助手の先生が隅から隅まで丁寧にチェックしながら胎児を見てくれました。

旦那さんも一緒に入室できました。旦那さんは初めて見る赤ちゃんにちょっと感動!ここに新しい命がある事を再認識していました。
旦那さんと一緒に検査を受けるのは新鮮で、なんだか心強いですね。その後15分ほど待ち時間があり、テレビをつけた状態でお茶やお菓子を頂いてくつろいでいました。
そして、またトイレへ行くように指示を受けて、とりあえずお手洗いへ行きました。トイレに行っている方がエコーの時、きれいに見れるようです。
二度目の検査
大先生(責任者の先生)が最終確認で二度目の検査をしながら、雑談を交えてほんわかした雰囲気の中、手つきは正確でテキパキと慣れた感じにスクリーニングしてくれていました。非常に安心できますね。
その後、着替えて待合室で待機です。
診断結果を担当の方から説明される
診断結果の説明用のお部屋に通されて、今日の結果を説明してくれました。事前のネットでの情報では、ダウン症には首のむくみが見られる、という記事が多く、今回のスクリーニングでは『特に首のむくみが認められなかった』との診断でした。

『良かった〜』と、凄く嬉しくて夫婦2人で喜んでいたのですが…一つの懸念点があると言われました。それは『鼻の骨が少し短い』でした。
ダウン症の胎児の鼻は育ちにくいそうです。これによって、40代での出産はダウン症の確率が約100分の1、さらにそこから、鼻の骨が短い場合のダウン症の確率が22分の1となりました…泣
かなりの高確率に、ちょっとドキっとしてしまいました…ここから更に次の検査に進むかを選択します。
- NIPTをする
- 繊毛検査をする
- 羊水検査をする
次の検査の選択肢はこの3つでした。私達は腕からの血液検査だけで出来る、NIPTを選びました。首のむくみが認められなかったからです。
お会計
検査は、全部で2時間〜2時間半で終わりました。診断結果によってはもっと長くなる方も多いようで、少し懸念点があればさらに3時間ほどの追加検査をお薦めされます。
支払いはスムーズで、保険適用外ですが、クレジットカードでのお支払いが可能でした。
胎児ドックの結果は?どう思った?
結果、私達の診断結果はこんな感じ
- 鼻の骨が短い
- ダウン症のリスクが1/22
- 追加検査でNIPTを受ける
- その他はすこぶる健康
金額は15万円前後。内容は受付・紹介先病院へのお手紙・胎児ドック・NIPTです。
診断結果ではダウン症のリスクがちょっと高かったので、まだ不安は残りましたが、以前よりは安心しました。ですがさらに詳しく検査するので、この結果がでるまでまだ安心は出来ないな〜と思い、ここからの1日1日が長く感じました…気合の入れ直しって感じです。
胎児ドックが提供する安心感とメリットは?

今回胎児ドックをやって良かったなと思っています。やはり知ってるのと知らないのは全然違います。わかるといろいろ覚悟も決まりますし、次の対策も取れます。本当に知ると安心です。
今回のチェックで首のむくみがなかったことが、とてもうれしかったです。この後に様々な障害がもし出たとしても、例えば心臓の動きが弱いとか、唇が割れているとか、先天性の何かしらの病気があったとしても、しっかりと私たち夫婦で育てていこうと言う決意が決まりました。
しかし、確実に大丈夫!とわかったわけではないので、また再検査できっちりと調べていこうと思います。
胎児ドックで疑問に思ったこと
胎児の『中期ドック』と『後期ドック』と言うのもあって、きちんと成長しているか、より詳しく見れる検査があるのですが、病院側にはそういうのも勧められました。しかし私たちはあまり必要ないかなと思いました。詳しく知りたい人は検査されるそうです。費用もそんなに安くは無いので、良くご夫婦でしっかり考えていくと良いと思います。
まとめ
胎児ドックや出生前診断のNIPTはやってよかったなと思っています。
ただ、なかなかデリケートな話なので、こういう事はご夫婦でしっかりと話し合って、検査もご夫婦で参加して、1人で決めることではなく、2人で話し合って決めていくことだなぁって改めて実感しました。
すぐに決定するものではなく、大切な命なのでゆっくり時間をかけて何日も話し合っても良いものだと思いました。
結果は行って良かったです。
今回行った病院

今回お世話になった病院はこちらです。世界で活躍されている大先生、ぷう院長と言う女性の先生なんですが、本当に技術が素晴らしくて的確な判断と、ざっくばらんな雰囲気で本当に安心して受診できました。助手をされていた先生方や看護師さん達もすごく優しく丁寧に接してくれて、終始安心感がありました。後は金額面…では少し高くなるかもしれないので、いろんな検査をやるかやらないか、その点はご自身たちの判断にも委ねてくれていたので選べるかと思います。
やりたい事はやりたいし、やらなくていいことやらないとはっきり伝えることも大切かなと思います。
そして備え付けされている機材がものすごいものばかりでした。立体感がある胎児を見れますし、さらに細かく細かく細かく検査もできます。心臓の動き、内臓の配置、血液の流れ、静脈や動脈の向き、鼻の骨など、本来では見ることのできないものも、今の技術ではしっかりと見れるようになっていることに感動しました。このエコー写真を両親に見せたところ、今の技術ってほんとにすごいねと感動していて、数十年前では考えられなかったと言っていました。どんどん進化している技術に驚きです。
こちらの病院は土日もやっている時があるので、お忙しいご夫婦でも行きやすいかと思います。今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

ありがとうございました。
ではまたお会いしましょうね!